個人再生の流れは,以下のとおりになります。
1 相談,受任
まず,個人再生に適している事案かどうか,法律上の条件を満たすのかを判断するため,弁護士へ,法律相談をすることになります。個人再生の説明や,費用についても納得ができた段階で,弁護士へ依頼をすることになります。
その後,弁護士から,債権者へ,受任通知を発送し,債権者からの取立てを止めることになります。
2 申立て準備
受任通知後,債権者からの債権調査の回答を待って,債務総額の集計を取り,債権者一覧表に落とし込むことになります。
また,同時並行して,打合せを行い,資料を収集して,申立書類を作成していくことになります。
3 申立て
申立書類が整った段階で,裁判所へ,書類を提出することになります。
4 裁判所での審査
申立後,裁判所での審査がはじまります。審査に要する期間は,約100日になっています。
裁判所では,主に履行可能性を満たすかどうかを判断することになります。
5 認可決定,確定,支払い再開
裁判所での履行可能性判断に問題がなければ,認可の決定が出て,同決定が確定してから,支払いが再開することになります。