弁護士を選ぶ際,一番,重要なのは,弁護士の経験値だと考えます。
債務整理,特に,個人再生の依頼を検討されるのであれば,過去に,個人再生をどれだけ扱ったことがあるのかが決め手になると考えます。
一昔前,弁護士会の法律相談や,市区町村の法律相談では,債務整理の相談が大半を占めており,債務整理について,法律相談を担当する弁護士がまんべんなく受任をしているような状況がありました。
これに対し,5年くらい前からの傾向ですが,法律相談をされる方がネット検索し,自分で弁護士を探して,直接,相談予約を取り,法律相談に行くという状況が顕著になってきました。
そのため,当法律事務所を含めて,債務整理に積極的に取り組む,法律事務所,弁護士へ,債務整理,個人再生の依頼が集中するという状況になっており,今後,この状況が変わることはないと思われます。
参考データとして,大阪地裁本庁の個人再生事件(小規模再生)の1年間の案件が500から600件程度,大阪の弁護士数は,約4000人になることから,単純に割ったとしても,1年間,個人再生を1件も受任しない弁護士が多数いることになり,ましてや,債務整理,個人再生の依頼の集中により,さらに弁護士間の経験値に差が生じているものと考えます。